正社員を辞めて、派遣社員になろうと考えています。
残業や責任の大きい正社員より、
派遣社員の方がプライベートを充実させられると思う。
家事をする時間も取りやすいし、私には派遣が合っていると思う。
働き方に悩む女性に
正社員から派遣社員になった筆者が
「正社員をやめる前に知っておくべきこと」をまとめました！
決して退職を止めるために書いた記事ではありません。
事実を理解した上で、決断すべきだという気持ちで、真実を執筆しました。
クリックできる目次
正社員を辞めて派遣社員への転職を考えいている女性へ
この記事で分かること
派遣社員の現状、働き方
派遣先はすぐ見つかる？派遣から正社員に戻れる？
女性の働き方として派遣社員はありなのか？
筆者のプロフィール
転職コンサルタント（正社員） → 結婚退職 → 事務員（派遣社員）
→ 2019年に在宅副業を開始！現在は複数サイト運営
派遣で働くことを決めた理由
・毎日残業で土日以外家事ができない（私には）
・子育てとの両立は厳しいと思った
正社員と派遣社員の大きな違いについて
派遣社員は正社員より気楽で自由度が高い
正社員と違って、責任が大きい仕事は任せられません。
その分、プレッシャーを感じず、気持ちも楽です。
「派遣社員は責任が取れない」ので、最終判断は「正社員」に行ってもらいます。
もちろん、責任感を持って働く姿勢は大切ですが、
「責任を取る」立場ではありません。
派遣社員は派遣先の人間ではない
言い方はキツイですが、よそ者です。
正社員の人からやさしくしてもらっていても、
時々「よそ者である」ことを思い知ります。
正社員からしても「数か月～数年でいなくなる人」と見られています。
やりがいの感じにくい仕事内容になりがち
本人次第ですが、責任の重い仕事は任されません。
セキュリティ問題で、「社員以外に見せられない資料」
という問題もあるでしょう。
・簡単な仕事
・代わりがいる仕事
を任されることが多く、正社員の時よりやりがいは感じにくいでしょう。
打合せや重要な会議には呼ばれない
思案する立場ではないことが多いです。
決まったことを「指示される立場」であることが多いです。
派遣先が変わったら別の仕事を覚える必要がある
派遣社員は最大で３年間しか、同じ場所で働くことができません。
※派遣元での雇用形態が正社員ではない場合
派遣先都合で「３年未満」で契約終了する場合もあります。
※私が派遣されてから、数か月から３年未満で去っていく派遣を何人も見ました。
仕事を一通り覚えたとしても、数か月先に同じ職場で働けるかは不透明です。
何度も新しい仕事を覚える必要がある
派遣先が変わるたびに、新しい業務を覚える必要があります。
エクセルやワードなど、PCスキルなどは
引き続き活用できますが、「その会社ならではのシステムや仕事」
を、一から覚え直す必要があります。
認識すべきこと
何歳になっても、新しい仕事を覚えていく必要がある ＝ 派遣社員
派遣先はすぐに見つかる？派遣から正社員に戻れる？
派遣先がすぐに見つかる確証はない
派遣会社のサイトで「気になる求人」を見つけたとしても
派遣先の面談まで進めるか分かりません。
step
1気になる求人を見つける or 派遣会社から求人紹介を受ける
step
2派遣元の選考に勝ち残る
step
3派遣先の面談でマッチング成功
大きく分けて、この３ステップをクリアしないと
派遣社員として働くことはできません。
派遣会社に登録している人材は、数多くいます。
その中で、推薦してもらえるところにたどり着くのも、一苦労です。
年齢が高くなると派遣先が見つかりにくい
受け入れ側からすると、
会社に派遣社員がやってきたら、一から仕事を教える必要があります。
もちろん年齢がすべてではありませんが、
40歳以上の方が、派遣先を見つけることは難しいでしょう。
※派遣元からの信頼を得ていれば別ですが
派遣社員として、さまざまな派遣先を転々とするには
見えない年齢制限があるといっても過言ではありません。
派遣から正社員に戻れる？
正社員から正社員への転職より困難といえます。
元転職コンサルタントの意見として聞いてください。
「正社員」であることが、有利に働く場面は多いでしょう。
ポイント
長年「責任が大きくない仕事に携わった人」より
現在「責任ある職務についている人」の方が
人事には魅力的にうつります。
正社員でも派遣社員でも、「仕事に責任感を持って働ける人材」
であることが、重要な判断ポイントです。
正社員でも派遣社員でも、「どの会社でも通用するスキル」 を
しっかり身に着けることが「転職での武器」となります。
しかし残念ながら、日本では「正社員より派遣社員の方がスキルが低い」
と見られる可能性が高いでしょう。
女性の働き方として派遣社員はありなのか？
大いにあり！
ここまで派遣社員を否定的に表現しておいて？
確かにそうかもしれませんが、
派遣社員のメリット
・プライベートの時間をたくさん確保できる
・人間関係に悩んでも、新しい職場にうつりやすい
・時給が高い（エリアによるが、パートより高時給）
・スキルが高ければ、高時給の派遣先を選べる
40歳を超えてから、待遇のよい派遣先を見つけることは困難です。
より長い間、派遣社員として働きたいなら
高いスキルを身に着けておく必要があるでしょう。
※外国語スキル・高いPCスキル
派遣社員はキャリア形成には向いていない
平均寿命が延び、65歳よりもっと先まで働くことが求められる社会で、
「派遣社員として働き続けること」は非現実的でしょう。
それもまた一つの選択です。
理由
・時間に余裕が生まれた
・自ら勉強する時間が増えた（プログラミングスキルを身に着けた）
・副業や在宅の勉強を始める時間ができた
・働く場所や会社に縛られない働き方を手に入れた
派遣社員をはじめたからこそ、得られたスキルであり
派遣社員をはじめたからこそ、自由な働き方を手に入れました。
派遣社員を選ぶなら、40歳以降の働き方を考えておく
20～30代の間は「派遣社員として勤務し続けること」が可能です。
しかし、問題はそれ以降です。
・子育て
・家族との時間
・自分のキャリア
・仕事のやりがい
・収入の確保
人それぞれ、大切ものは違います。
派遣社員という選択をうまく利用して幸せになる
派遣社員のリアルを知ったうえで、派遣社員を選択することは応援します。
しかし、現状を知らないまま飛び込むのは危険！
自分自身に問いかけ続けてください！
大切なこと
・正社員として勤務したいのか？
・派遣社員が自分の人生にマッチするのか？
・40歳以降はどのように働きたいか？
今一度考えてみてください。
派遣会社の求人チェックは簡単にできます！
仕事内容を見ながら、いろんな可能性を模索してみてください。
