SNS?何が楽しいのか分かりません・・。
楽しいか否かはさておき、生活の一部となっている人は多いですね。
娘が毎日スマホに向かっていて、心配です。
ぜひ、娘さんが何に向かっているか知る努力をしましょう。
SNSって?
ソーシャルネットワーキングサービスのこと。
ネット上の社会コミュニティです。
全世界の人が見ることができる、全世界の人と繋がることができる。この点に不安を感じる保護者や利用者が多いことは理解します。
しかし、全てのものが世界とつながっていく、ネットワーク世界になりつつある中で、情報発信を「悪」としてしまうのも、時代錯誤でもあり、若い世代からは理解されない可能性があります。
危険を感じないことは間違いですが、正しく理解し、子供や利用者へ理解を示すことも必要です。
ここでは、システムの難しい仕組みのお話ではなく、実際の活用方法について説明します。
Facebook(フェイスブック)とは?
本名で登する録必要がある、SNS。
写真とコメントを投稿し、公開範囲の人へ向けて情報発信を行う手段。
利用者層
- 10代から50代オーバー
利用目的
本名登録の必要性があるため、他のSNSより公式性が強い印象。
現在自分が何をしているのか、何処にいるのか、誰といるのか、を写真付で発信可能。
できること
公開範囲を特定することができる。
例えば、「友人のみ」や「全員へ公開」など、限られた友人に向けてのみ情報発信を行うことができる。
危険性
他のSNSと共通するが、本人が投稿せずとも、自分の写った写真を友人が投稿すると(本人が写っていることを示す「タグ付け」を行う)、自分の写った写真が、公開されてしまう。
LINE(ライン)とは?
使用目的
- メッセージ(チャットのような)の送受信
- グループでのメッセージの送受信
- グループ通話、個人通話
- LINE Pay(電子マネー)こちらで紹介
できること
- 電話やメールが無料
- グループという大人数でのメッセージ交換や通話
利用者層
- 10代から70代オーバー
危険性
グループに招待されないことや、グループから外されたりする「LINEのグループに入れない」といういじめや仲間外れ
メッセージを確認した際に付く「既読」に関しては、既読したのに返信しない「既読スルー」による気疲れ(既読スルーされたことへの気疲れや、既読スルーしないように返信することへの気疲れ)
子供の意見
- グループから外されたくないから、LINEチェックは頻繁にする必要がある
LINEグループは、部活動の連絡網にもなっている
若年層の意見
LINEグループを使って、休暇願いを上司への報告したり、業務利用も多くなっていきている
LINEの良さ
- ラインのグループを見れば、どのような人付き合いをしているか理解できる
- 既読しているか確認できるので、家族間の安否確認にも良い
- 無料通話
LINE使用の工夫
- 家族が知っているパスワードにすることで、親もログインすることができLINEグループを把握する
- LINEグループから外されていたら、気づいてあげられる環境にする
Instagram(インスタグラム)とは?
使用目的
- 自分が撮った写真にコメントを付けて投稿する
できること
- 写真に位置情報を付属させて、その写真をどこで撮ったかを示せる
- 写真を加工
利用者層
- 10代から40代オーバー
危険性
個人情報を多く含む投稿を行うのであれば、公開範囲を「友人のみ」にしておくと良い。
※公開範囲を狭めておけば、本人の投稿を見ることができる人は、本人をフォローしている人だけとなる。
「写真だけ」という意識で、Facebookより危機感が薄れがちの印象。
Instagramの良さ
匿名性のあるアカウント作成も可能なので、個人が特定できないプロフィールとした上で、カメラマンのように風景写真を投稿するなど、趣味やビジネスとしての利用の幅が広い
Twitter (ツイッター)とは?
使用目的
- Instagramとは逆で、コメントを呟くことが主の目的
- 写真を添付してつぶやく
- 個人に向けてダイレクトメッセージを送る
できること
FacebookやInstagramとできることはあまり変わらないが、短い文章を呟くことが大きな目的となるのがTwitter。
Instagram同様に、一人の人間が複数アカウントを持つことができる。
利用者層
- 10代から40代がメイン
※複数アカウントを所持できるため、ビジネス利用も多い
危険性
- ビジネス利用も多いが、FacebookやInstagramより裏要素が強いと感じる。
- 友達にも隠している(自分の個人情報を知らない人間にだけフォローされている)「裏アカ(裏アカウント)」も多い。
- 企業の公式アカウントや芸能人アカウントなどもある一方、誰にも言えない呟きを吐き出す使い方、ビジネスや副業勧誘としてのアカウントなどもある。
- 未成年が他人とTwitterを介して交流する様子も見かける。
※筆者はブロガーとしてのアカウントを所持しているため、ビジネス利用者も未成年の裏アカの呟きも一部閲覧している
Twitterの良さ
友人にも両親にも言い辛いことを、裏アカウント内で呟くことができるのは、ストレス発散方法の一つといっても良い
優秀な人や、目標としたい人をフォローし、その人の日々の行動を垣間見ることで、近づける努力をすることができる
TikTok(ティック・トック)とは
Youtubeと近いが、インスタグラムの動画バージョンである。ショート動画を
自らのや友人と撮影し、その動画を編集することができる。音楽をつけた動画も作ることができる。
使用目的
- 動画を投稿する
- 面白い動画編集を行う
- 友人との共有財産を作る
できること
- 動画編集
※Youtubeより簡単に動画を編集し、投稿できる
利用者層
- 10代
※他のSNSに比べて、10代の利用者が大半を占める
危険性
- Youtubeと同じだが、注目を集めたいが故に派手な演出を行う子供もいる。
- 動画のため、匿名性は極めて低くなってしまう。
TikTokの良さ
- 無料で手軽に動画編集を体験できる
- 友人同士で、思い出の動画撮影を行うなど、新たな形のアルバムを作ることができる
- 親子で活用し、楽しんで撮影することもできる
まとめ
セキュリティ知識を持って、投稿した呟きや写真、動画がどの範囲で公開されているのか。を認識する必要がある。
- 注目されたい
- いいね。がほしい
- フォロワー数を多くしたい
ということが目的となり、すべての登録者に公開している状況はあまり好ましくない。
もちろんビジネス利用や、全員へ公開している状況を理解した上で、投稿内容を精査できるのであれば問題ないが、大人でも難しいのが現状。
友人同士の連絡手段や、遊び道具の一つとして利用することを否定してしまうのは「時代錯誤」と思われてしまう可能性がある。
しかし、セキュリティや「誰でも見ることができる」ことを家族で理解し、ともに利用者として話ができる環境を作ることも大切であると考える。
あくまでネット上に投稿することである認識を失っては行けない。
利用制限が厳しいことが多いはず。家族で情報共有をできる環境を作ることが、守ることにも繋がっていくと考える。